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#0005 バイヤーの皆様へ。

IFFのような規模の展示会は、1999年以前は日本にはなかったので、初期のころは、来場者された方々は、ある種の戸惑いのようなものをもって会場を周っているような雰囲気がありました。

たとえば、百貨店やセレクトショップのバイヤーさんを、取材すると「いくつか面白いものはあったが・・・」とか「買うべきものはなかった」という応えが返ってくることが多かったのです。(ただし、そんなときでも、彼らのライバル店の優秀なバイヤーは、ちゃんとバイイングしていたんですけどね)

しかし、回を追うごとにバイヤーのみなさんもIFF会場で経験を積まれたようで、2002年ごろからは、「商談が活発な展示会」(ありがとうございます)「ちゃんと商談をしている展示会」(どういう意味じゃ?)といった評価を、ファッションビジネス業界からはもちろん、東京ビッグサイトの方や、異業種の大きな展示会の主催者の方々からもいただくようになり、現在では、物見遊山的な周り方をするようなバイヤーさんは、絶滅しつつあるようです。

警告!!
もちろんバイヤーさんではないと思いますが、
ごく一部の来場者さんが、会場で隠し撮りをする
ケースが見受けられ、事務局にクレームが来ています。
かっこ悪いし、トラブルの元ですし、そもそも違反行為です。
やめてくださいね。

#0004 「すみずみまで、ご覧ください」

 次回のIFFに出展を予定している]さんは、ラスベガスの展示会に行くときは、立場が逆転し、バイヤーとして展示会場をくまなく歩き回り、隅々まで目をひからせます。
 そんな甲斐もあり、自社ブランドを補完できるブランド「Y」を見つけてくることができました。

 十数年前とは様変わりと言われても、今でもラスベガスの展示会場には、日本人バイヤーが大勢歩いていますから、]さんは、当然ほかの日本人バイヤーもYを買い付けているだろうと思い込んでいたのですが、ある日、連絡すると「注文してくれた日本人は、お前だけだったよ」と言われました。

 その後、自社の展示会にYも展示したところ、まとまった注文がはいったので、早速、その結果を連絡すると、「日本の代理店になってくれ」ということになりました。
 ]さんにとっては、結果としては良かったのですが、「何故ほかの日本人バイヤーは、Yに目をつけなかったのだろうか」という疑問は残ります。

 IFFに来場予定のあなたも、]さん目指して、会場をくまなく周っていただきたいと思います。

#0003

何年か前に、パリの展示会で、IFF出展の常連さんにお会いしたときのことです。

 「やっぱりパリの展示会は違いますね。IFFはやめて、これからはパリの展示会一本でいきますよ」と言われてしまいました。
 ところが、その会社は、2年もしないうちにパリの展示会から姿を消してしまいました。
 海外の展示会に出展し続けるのは、そう簡単なことではないということでしょう。

 一方、知り合いの日本在住デザイナーAさんは、2000年9月から、毎年2回パリの展示会に出展しつづけ、当初は注文がゼロでしたが、いまではパリの百貨店をはじめ、世界中のバイヤーを相手に創作活動を行っています。
 
出展料金、渡航費、宿泊費、通訳費を年2回払うのは、小さな会社には大変なことです。しかし、固い信念、仕事上の創意工夫などの条件が整うと、中堅企業でさえ継続できないことが、3人ぐらいでやっている会社にでも、できてしまうということのようです。

 話しがそれますが、公的助成金のようなものを利用して、海外の展示会に出ている人の話を聞くと、固い信念が感じられないことが多いのは、世界共通のようですね。
 もちろん例外はありますが、自費で出展しているひとの話しを聞くと、迫力が違います。

 さて、「繊研新聞 月刊CD−ROM」の2002年10月版をお持ちのかたは、プルミエールクラスで検索してみてください。A社の記事がでています。いつか海外の展示会に挑戦しようと考えている方には、参考になると思いますよ。

#0002

パリの展示会に行ったとき、パリ在住の日本人デザイナーに聞いた話です。
彼女のブースは、バイヤーがいるときはもちろん、そうでないときも活気があるのです。(性格って大事ですね)
ところが、隣のブースにはバイヤーがちっとも寄り付かない。
隣同士のよしみで話をしているうちにわかったのですが、その出展者は来場促進のためのDMを全く打っていなかったのです。
そこで、なぜDMを打たないのかと聞くと、来場者が多い展示会だから、DMは必要ないと思った、という答えが返ってきました。
彼女は、自分たちは毎回出展していても、すでに取り引きのあるバイヤーはもちろん、取り引きが途絶えてしまったバイヤーや、パーティーで知り合ったばかりのバイヤーにもDMを出しているし、重要なバイヤーには電話もしていることを話してあげたそうです。
実は、IFFの出展者さんの中でも、DMを出していないという話を聞いたことがあります。
通常の業務に加えて、IFFの準備も重なり大変お忙しいと思いますが、新たな出会いをゲットできる、せっかくのチャンスですし、ブースが賑わっていると、DMをもらっていないバイヤーも覗いてくれるという効果もあります。

「DMは、出さなくていいや」と思っている方が、もしいらっしゃったら、是非この話を参考にしていただきたいと思います

#001

今日からコラムを立ち上げることになりました。
第1回となる今回は、出展者の社長さんと、あるパーティーでお会いしたときの話です。
社長さんは、「合同展示会っていうのは、ブースによって残酷なほどに明暗が分かれるんですね」とおっしゃられました。
どういうことかというと、この会社は初期のころは、ブースの訪問人数が大変少なかったというのです。
一方、見渡すと自分たちより、普通に考えれば、条件の悪い場所なのに賑わっているブースがある。
万単位の来場実績のある展示会に出展すれば、成功間違いなしと思い込み、失敗すれば二度と出展しないという事例も多々あるのですが、この会社は、成功している会社を観察し、自分たちに何が足りないのかを真剣に考えました。
そして商品企画はもちろんですが、ブースのレイアウトや装飾から、人の動き方まで研究したようで、回を追うごとに出展内容が進化し、結果として15回連続出展いただくまでになりました。
IFFは、複数小間で連続出展している会社でも、出展位置をときどき奥の壁際にしてしまうことがある展示会ですが、そんなときでも、この会社は、しっかりお客さんを集めて商談されています。これは、また別の努力もしているのでしょう。
次回は、今回の続編的な内容でお届けしようと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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